子どもがいても働いていける?
ブランクがあってもやっていける?
子どもの預け先は?
子育て中の専業主婦が再就職しようと考え始めた時、仕事のこと、子供のこと、家庭のこと…不安なことがたくさん出てくると思います
この記事では、2児の子持ち専業主婦だった私でもできた「保活と就活と自己分析の進め方」を紹介します。
再就職したいけど何からすればいいのか悩んでるママの一歩につながれば嬉しいです。
- 30代未就園児2人抱えて就活と保活を経験
- 大卒で2社経験。開発職・事務職・庶務職などの経験あり、出産育児で1年半ブランクあり
- 現在在宅勤務の時短正社員として働いている(就職時はフル正社員)
- 実家・義実家ともに遠方なので、家事育児は夫と協力中
私は今も再就職した企業で5年ほど働き続けています。
ママの就活
ママの就活は家族の就活と言っても過言ではありません。
子どもの保育園、パパ含め働き方、家事育児と両立できる就職先なのかを考えながら企業を探したり…
することは山積みです。
最短距離で就職活動をするために私はまずエージェント登録しました。
就職までのプロセス全体像
同時並行なので忙しいですが、方針を決めてすすめれば大丈夫です!
- 自己分析(履歴書の書ける範囲を埋めて、全体を見てみる)
- 経験した仕事 or 新しいことに挑戦
- どういう働き方がしたいか
- 家族のどんな協力が必要か
- 家族の希望
- 子供の預け先は保育園か幼稚園か、教育方針など意思の確認
- 保育園の一時保育が使える場合は使えばOK
- 役所でファミリーサポート登録方法を確認
- 登録申請・説明会参加し登録
- 試験や面談の時に子供を預かってもらうよう調整
- 保育園・こども園・幼稚園等の情報収集
- (就活中の一時保育できるかも確認)
- 保育の様子や施設の見学をさせてもらう
- 2〜3箇所絞り役所で待機児童の状況を確認
- 入所申込み
- 内定したら慣らし保育等の日程を確認
- 入園・入所
- 病児保育について確認
- 必要に応じて説明会参加・申込み
- ハローワークに登録
- 転職サイト・転職エージェントに登録
- 働き方・どんな仕事があるか求人検索
- ハローワークやエージェントと面談
- おすすめを聞いたり個別相談
- 良さそうな就職先について家族で相談
- 自分や家族でもHP検索などで求人検索
- 書類作成・選考応募
- 試験・面接
- 保育園内定状況を持って入社時期相談
- 就職内定
- 入社
家族で話し合うこと
就職するのはママですが、生活スタイルが変わるのは家族全員。
それをパパにもしっかり認識してもらわないといけません。
パパにも「こんな働き方だと嬉しい」など意見を言ってもらったり、一緒に就職先を探してもらうことも大事です。
ママ自身のやること
- 自己分析
- 自分がやりたいこと
- どういう働き方がしたいのか(ガッツリなのか、子ども最優先なのか)
パパとの調整すること
- 家族全員の希望を確認して、意思疎通が大事
- ママはどういう働き方がしたいのか(ガッツリなのか、子ども最優先なのか)すり合わせ
- パパはどういう働き方がしたいのか(ガッツリなのか、子ども最優先なのか)すり合わせ
- 子どもが体調不良の呼び出しや急に休む時、夫婦のどちらがどのくらい対応する(できる)か確認
- 送迎の対応
- 夕ご飯(誰が作るか)
- 休みの日にどんな過ごし方をしたいか など
祖父母の支援についての確認
おじいちゃん・おばあちゃんが同居か近居の場合、どのくらい支援してもらえるか、確認しておくと安心材料になることもあります。
わが家は祖父母の協力はまったく得られなかったので、夫婦でかなり話し合いました。
それでも、働き始めてから気づくことも多かったので、都度話し合い解決していきました。
相談はひんぱんに!
- ママが出張の時はどうするか
- ママが最初に決めた働き方ができていない時、どう対処するか
などは、まだまだ話し合いながら進めています。
働いているとママを取り巻く状況はどんどん変わりますし、子供の環境もどんどん変わります。
わが家も乳児が幼児になり小学生になって、都度話し合っています。
いつでも話し合えるようにしておくのが一番です。
仕事探し
まず、どんな会社が働きやすいのか知っておくと企業探しをしやすくなります。
女性が働きやすい会社
DIAMONDonlineによるとランキング上位に共通することは2つ。
1つは、女性が働きやすくなるような「企業活動」をしていること。
もう1つは、「女性が多い職場」ということ。
引用:DIAMOND online「女性が働きやすい企業ランキング2020【全20位・完全版】」
確かに、私の勤める企業も半数が女性で働きにくさはないです。
以前働いていた8割男性の職場より半数女性の会社の方に働きやすさを感じます。
見るべきポイント
これら3つが自分の希望にあっているか
- やりたいこと
- 収入
- 働き方
会社の雰囲気が自分にあっているか
- 育児中の女性社員が在籍しているか?
- 産休育休から復帰した社員がいるか?
- 時短社員がいるか?(自分がゆくゆく時短で働きたい場合)
- 有給休暇の取得率は高いか?(休みを取りやすい環境か?)
女性の働きやすさを考えている企業か
女性が働きやすくするためにどんなことに取り組んでいるか、方針、働きやすさの指標について
厚生労働省がまとめた企業データを見ることができます。
オススメ転職サイト
私はエージェントに3つ登録して、最終的には自分にあっていたところ1つをメインで使っていました。
それがこちら
- 求人数、転職支援実績、顧客満足度No.1
- 担当のアドバイザーが付いてくれて、面談などで気づいていない強みの発見など、自己分析の手助けをしてくれる
- 転職市場の動向、過去の事例などを考慮し、非公開求人も含めた多くの求人の中から最適な求人を紹介してくれる
- 職務経歴書や面接のアドバイスだけでなく、キャリアアドバイザーからも企業に強みをアピールしてくれる
エージェントサイトはこちらの記事で紹介しています。
子どもの預け先探し
保育園見るべきポイント
送迎手段
車・自転車・徒歩・電車・バス…
どの手段が可能かわかっておく必要があります。
自家用車で送迎したいのに「駐車場がまったくない」となったら困りますよね!
家から登園にかかる時間
把握することで、朝のバタバタ登園や帰ってからのごはん作りのイメージが付きやすいです!
この時間なら大丈夫だと思えるかどうかはかなり重要です。
保育園から職場までの時間(就職希望先が決まっている場合)
呼び出された時に、パパママのどちらが行くのか、
またどのくらい時間がかかるのか確認しておくと安心です。
何時から何時まで預けられるか?延長時の補食は?
- 朝は何時から預けられるか?
- 延長は何時まであるか?
わが家は2箇所の保育園を経験したのですが、
朝の延長の有無、夕方の延長時間や補食の時間はバラバラでした。
園の方針
方針はHPに載っていることが大半です。
家の教育・育児方針とあっているかよく話し合ってみてください。
見学で確認すること10選
- 園全体について
- 物が多い・片付いてる(危ないところがないか)
- 子供の作品展示など(作品展示が多いと子供の自己肯定感が上がる気がします)
- 駐車場・駐輪場や周辺道路(送迎時困らないか)
- 日中のスケジュール(HP・パンフレット・先生からなどで確認)
- 充分身体を動かせているか(夜しっかり寝てくれるかに影響します)
- 先生について
- 人数や配置など確認(先生が足りているか)
- 子どもへの接し方、声掛け(子どもの目をみて話しかけているか)
- 先生の年齢層(幅広い年代の先生がいるか)
- 子どもについて
- 表情(イキイキしているか、萎縮していないか)
- 気になる点がないか(わが子にもこんな過ごし方してほしいなと思えるか)
- 送迎の際の保護者の負担(部屋に入って子どもと一緒に準備するか、玄関で先生に引き渡しか)
以前通っていた園が玄関で引き渡しだったので、それが当たり前と思っていました。
しかし、決めた園は一緒に準備をする必要があったため、朝イチで預けても準備に時間を取られ、電車の時間にギリギリの毎日です!
子どもが病気になった時、預ける先が必要か?
自治体の病児保育施設
役所の「こども未来室」、「子育て応援課」で聞くと申込方法を教えてくれます。自治体によって名称は違うかもしれませんが、保育園の手続きと同じ窓口で教えてくれます。
保育園のことを確認するとき、併せて確認しておくほうが良いと思います。
就活中の預け先
保育園の一時保育
保育園のHPなどに一時保育の案内が載っていますので参考にしてください。
申込状況や、園の都合で利用できない場合もあると思うので、まず問合せてみてください。
ファミサポ
ファミサポとは、子育てを応援して欲しい人と応援したい人が登録して相互支援の活動を会員間で行うというもので、行政運営のものやコープ運営のものなどがあります。
例えば、「何時間か預かって欲しい」「学校の送迎、習い事の送迎をしてほしい」など、ファミサポを通して協力会員の人にお願いできます。預かりの間の怪我が保険適用なのも安心できるポイントでした。
わが家の場合は、登録後、事前に協力会員の人の家に子供と行って顔合わせしてもらい、お互いに「大丈夫です」となったらファミサポを通して依頼するという事になりました。
そして、就活の間、数時間預かってもらってお金を支払うという利用で数回お世話になりました。
パパに仕事を休んでもらう
急遽面談が決まったり、ファミサポの協力会員の方の都合が悪かったりで預け先が決まらないこともあります。
大事な時期にはパパの協力もお願いできるといいですね!
わが家の場合も、最終面接時はパパが休んでくれました。急な日程で預け先が見つからなかったためです。
ここでもやっぱり、家族全員での就活です。
わが家の実例
わが家の場合は、イレギュラーですが引っ越しからはじめました。
理由は、当時住んでいた自治体が待機児童問題がすごく深刻で、育休明けの人も子供を預けられない状態だったためです。
土地探し→ハウスメーカー探し→新居の打ち合わせを行ないつつ、就活・保活しました。
まず、ハローワーク登録・エージェント登録…とご紹介した内容に沿ってやっていき、最終的に自分でHPから応募した企業に就職しました。
決め手は、企業型保育園があったことや(結局入ってないですが)子育て応援企業で県から何かを受賞されていたことです。
筆記試験1回、WEB試験1回、面接2回あり、応募から内定まで2ヶ月ほどの期間かかりました。
面接で気をつけたこと
- ネガティブなことはポジティブに変換して発言すること
- できないことははっきりと言っておくこと
- 子育て優先で働きたいことを宣言しておくこと(これで不採用なら縁がなかったと思おうと腹をくくっていました)
- ゆくゆくは時短で働きたいと宣言しておくこと(これで不採用なら縁がなかったと思おうと腹をくくっていました)
- 時短で働くために効率化に努める(具体目標)ことを提示
取り繕ってもしょうがないので、ありのままの思いを伝えました
まとめ
子持ち専業主婦の再就職では考えないといけないことが多く、進めるペースも難しいです。
私も未就園児2人の専業主婦からの再就職だったので、大変さはすごくわかります。
しかし、諦めなければ自分にあった就職先がきっと見つかります。家族を巻き込んで、前進しましょう!
他の方法
企業に就職ではなくフリーランスとして働きたい、新しいことがしたいのであれば、こんな方法もあります。
学んでから働く場合は、こんな方法もあります。
IT業界で働いていてブランクあり、さらにフリーランスで働きたい場合はこちら。
会計事務所経験者ブランクありの場合はこちら。
ここに記載したのは一部ですが、特化型の就職・フリーランス向けのサイトは探せばたくさんあります。
ぜひ、自分に向いたサイトを見つけて登録、自分らしく働きましょう!
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